「ご無沙汰しております。」
前回のブログから、随分とご無沙汰していました。ご無沙汰の理由は、公認心理師国家試験に必死だったためです💦。無事試験も終わりましたので、また定期的に情報発信を行って行きます!!
さて、今日は、「投資の行動心理と防衛機制」について書きたいと思います。人は経済的な判断を行うとき、その時点で得た情報を、自分独自の「世界の仕組み」に当てはめて正当化するそうです。その情報は間違っているかもしれないし、不完全かもしれません。それでもその情報は、その瞬間には当人にとって、意味のあるものと認知されるそうです。なぜなら、人は自分独自の経験に基づいて、自分自身を説得できるストーリーを作りあげ、正当化しているからだそうです。ここでは、本人にとって都合の良いストーリーが作られるそうです。
標準偏差が大きくなる理由は、この行動心理が合理的ではなく、感情的だからなのだと思います。確証バイアスに陥った独自の意味世界の中では、判断できるわけもなく、投資は投機になっていくのだろうと思います。
心理学は奥が深い!! 人間は、未熟な動物なのだと感じます。それぞれが、心の課題を抱えて生きており、その心の課題を投影した世界に生きています。自己受容し現実世界を生きるのはつらい為、自己防衛機制が働きがちです。防衛機制とは、意識に受け入れがたい観念や記憶、それに伴う情動や衝動を意識から追い出し、無意識に止め、再び意識に侵入するのを防ぐ働きだそうです。(小此木、馬場、1989)投資が非現実的な自己世界の中で捉えられ、防衛機制として意思決定された場合は、負けるのだろうと思います。