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「ワクチンの種類」

[2021.12.24]

   日本でもオミクロン株の市中感染が出ましたね。3回目ワクチンが、益々期待されます。今日は、ワクチンの話をしようと思います。

 

新型コロナウィルス感染が拡大し、いくつもの研究機関や製薬企業がワクチン開発にのりだしました。従来の不活化ワクチンやコンポーネントワクチンを目指すチームもいましたが、まったく新しいタイプのワクチン開発にのり出したチームがありました。その1つが、害のない運び屋(ベクター)として利用し、抗原タンパク質の設計図であるDNAをヒトの細胞内まで運び、そこでタンパク質を作らせるワクチンです。「ウイルスベクターワクチン」と呼ばれています。また、RNAやDNAを直接送り込むワクチン開発も行われ、「核酸ワクチン」と呼ばれています。どちらも、ヒトの体内で抗原タンパク質を作らせ、免疫応答を起こさせるワクチンです。

 

現在の技術だと、DNAやRNAの合成が簡単にできるからなのでしょうか。従来、ワクチン開発には10年程の年月がかかるとされていましたが、新型コロナウイルスワクチンは、驚く速さで開発されました。9社がワクチンを開発し、3つが日本で導入されています。研究者達の努力に感謝です。

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