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オミクロン②

[2021.12.03]

 日本でも2名の感染者が現る!!

 ウィルスの免疫応答について話そうと思っていましたが、オミクロン株の奥が深い為、引き続きオミクロン株についての話題にします。

 

 VOCとは

 WHO(世界保健機関)は、主な変異ウィルスを公衆衛生に与える影響の大きさによって、「懸念される変異株=VOC」「注目すべき変異株=VOI」「監視している変異株=VUM」と3段階に分けて国際的な監視体制をとっています。2021年12月現在、「VOC」は5種類、「VOI」は2種類、「VUM」は7種類の変異ウィルスが該当します。

 

 オミクロン変異株は何がどう違うのか

 オミクロン株は、VOCにあたり懸念される変異株に該当します。基準株と比較すると、スパイクタンパク質に30か所の変異があり、3か所の小欠損と1か所の挿入部位を持つ特徴があります。このうち15か所の変異は、受容体結合部位にあるらしいです。変異の結果、抗体の攻撃を逃れたり、感染力が強くなったりする恐れがあるとしています。他の変異ウィルスに感染した経験があっても、再感染するリスクが高まる恐れがあるとされ、現在、各国の研究機関が感染力や感染した場合に重症化しやすいかどうか、それにワクチンの効果への影響について分析、研究が進められている段階です。(国立感染症研究所より)

 

 感染機序とオミクロン株

 新型コロナウィルスは、主に呼気や唾液由来の飛沫を介して感染します。どのように感染するかは、ウィルスのスパイクタンパクが上皮細胞のACE2(アンギオテンシン転換酵素Ⅱ)という受容体に結合し、細胞の中に侵入(この反応は10分程度で起こる)し増殖。その後、細胞内に取り込まれたウィルスは、ゴルジ体で複製され、細胞外に排泄されます(出芽)。上皮細胞は、気管、肺、心臓、消化器、腎臓、血管などに存在しており、呼気からの上気道感染がほとんどである所以です。オミクロン株が受容体結合部を変異させているとすると、上皮細胞との結合がどの程度なのかが気になるところです。(標準免疫学より)

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