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オミクロン③

[2021.12.07]

 前回は、ウイルス感染の免疫防御システムの話をしました。オミクロン株の情報が更新されている為、しつこく、オミクロン株の話をします。(^^♪)

 

 

 オミクロン株は、ウイルスが細胞に侵入する際に使う表面の突起「スパイクたんぱく質」の変異が約30カ所あり、変異はデルタ株の10カ所前後を大きく上回ため、ワクチン接種や以前の感染で体内に作られた抗体が、効きにくくなっている恐れがあり注意が必要です。また、オミクロン株は、ワクチンを2回接種した後に感染する「ブレークスルー感染」が目立つことも特徴で、クラスターに気を付ける株と言えます。

 

 コロナウイルスはRNAウイルスの為、遺伝子変容しやすく変異しやすいといえます。今回のような多重変異は、どのようにして生まれるのかが気になるところです。イギリスUCL遺伝学研究所の指摘では、HIVや抗がん剤治療などの免疫不全状態にある1人の患者の身体の中で、変異が繰り返されたのではないか?としています。これは、興味深い指摘です。ヌードマウス(胸腺の劣化あるいは欠損を引き起こす突然変異を持つ血統の実験用マウス)でも同じ事が起こるのか?今後研究が進んでいくのだろうと思います。

 

 オミクロン株に感染症状は、重症化リスクは不明ですが、軽症で済む傾向を示すデータもあります。欧州連合の欧州疾病予防管理センターによると、EU域内などの感染(3日時点)は16カ国で109件確認され、判明分では全員が軽症か無症状で死者の報告はないとの事です。他の報道内容を確認しても、多くが無症状か軽症との事です。ですが、ワクチン未接種の場合は、デルタ株に比べ重症化率は2.4倍との報道もあります。(エルサレムポスト)

今後、弱毒化し季節性の感染症になっていくのか、感染拡大するのか慎重に見守る必要ありますね。

 

 

 

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